公演まで1カ月を切ろうとしています。
出演者の皆さんは、和やかながらも本番に向けて真剣に稽古をおこなっています。
さて、前回の田辺いづみさんに続き、今回はフランク役の大島嘉仁さんにインタビューしたいと思います。
フランク役だけでなく、バリトン歌手としての大島さんにも迫ってみたいと思います!
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奏楽会:フランクは、かなりトリッキーな役と思われますが、演じ ていて楽しいところ、難しいところ、また自身に共通するところな どあれば、教えてください。
大島さん:このオペレッタの三枚目的なキャラクターを担うのがこのフランクです。正直、自分との共通点が少ないのが難しい所ですが、自分から遠いキャラクターほど妄想を駆使して、近づこうとする作業は楽しいです!ただお笑いキャラだからといって、笑いを狙うと実は笑えないのがこういう役の一筋縄ではいかないところですね(汗)お客様からどう見えるか、この物語の出演者としてどういう役割を果たすか、客観的な視点を持ちつつ本番までしっかり稽古していきたいと思います!
奏楽会:バリトンは、こうもりをはじめ、喜劇要素を含むコミカル な役どころが多いですが、大島さんが今まで演じてきた役の中で、 お気に入りの役がありましたら、理由とともにお聞かせください。
大島さん:コミカルな役もすごく魅力的ですが、「道化師」のシルヴィオや「ラ・ボエーム」のマルチェッロのように、バリトンの役としては珍しい若々しく情熱的に恋する役は、今の自分にとって背伸びせず等身大で向き合える役かなと思います。
奏楽会:今回は、サロン・オペラですが、大島さん流のサロン・オ ペラの楽しみ方(演者として、また観客として)がございましたら 、ぜひ教えてください。
大島さん:今回は劇場のような舞台と客席という垣根がありません。ある意味ご来場頂けるお客様もこのオペレッタの登場人物です。我々もエネルギッシュに歌い演じますので、どうかその雰囲気をダイレクトに感じて頂き、一緒に盛り上がりましょう!
奏楽会:最後に、ご来場される方へメッセージをお願いします!
大島さん:こうもりはオペレッタの中でも最も人気の高い作品の一つで、音楽も華やかで物語も分かりやすいです。どうか堅苦しい事は抜きにして、肩の力を抜いて何も考えず、観て聴いて楽しんで頂けたら幸いです。それでは、会場でお会い致しましょう!
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株式会社テイクアンドギヴ・ニーズと共催でおこなう、奏楽会の初回公演。
皆さまとお会いできるのを、出演者一同、楽しみにしております。